コンクリートポンプ専用 先行モルタル材 新スリックパワーモルタル

09.30

 

◆2017年6月8日   販売開始

◆2019年2月18日 NETIS登録 KK-180050-A 

◆2020年3月 新技術・新工法登録 静岡県1698 兵庫県190001

◆2020年4月 茨城県C-20012

◆2021年3月17日 NETIS登録 KK-180050-VE

◆2024年10月1日   新スリックパワーモルタル販売開始

<国土交通省NETIS登録>

 登録番号:KK-180050-VE
<新技術・新工法登録>

 静岡県  登録番号:1698
 兵庫県  登録番号:190001
 茨城県  登録番号:C-20012

【先行材選定基準】

コンクリートポンプ圧送に先立ち先行材が必要

    近年の脱炭素への取り組みからもモルタルの削減が求められている。

    先行材先行基準として、発注者、管理者、施工者、現場作業者にトータル的に配慮され納得する先行材。

  先行材は使用後廃棄するものとはいえ生コン(固まるもの)に使用する。

  使用から廃棄迄その後の構造物への悪影響の少ない先行材が好ましい。

  現在従来モルタル(生コン工場出荷含む)が選択されている使用者も扱い慣れている。

  従来モルタルの問題は容積、運搬、廃棄量及び処分、コスト、先行水である。

  現在先行材は、モルタル使用が多く、受け入れ易く安心。モルタルは品質上においても安全。  

  先行材変更に関しては現段階では、モルタルの改良が好ましい。

  従来モルタルの諸問題をクリアしたスリックパワーモルタルを御提案します。

  


【従来モルタルとの違い】

  コンクリートポンプ専用に特化した先行モルタルの御提案

  従来モルタル スリックパワーモルタル
生コン工場出荷 それ以外のモルタル
先行水 必要
従来モルタルは質量に関係なく先行水が必要
先行水は汚水処理が必要
先行水は水であるモルタルや生コンの品質を低下させる。
必要
先行水は汚水処理が必要
先行水は水であるモルタルや生コンの品質を低下させる。

不要
先行水不要により廃棄量と生コンの
品質低減が減少する
先行水使用も可能 使用される方は→(こちら)


練り混ぜ 従来通り 従来通り 非常に練り混ぜ易く手練りでの現場作成が容易
容積 従来通り 従来通り それ以外のモルタルの容積1.5倍
品質 従来通り 従来通り
フロー、凝固時間、圧縮強度、曲げ強度、塩分含有量


性能 従来通り 従来通り


ピストン式26m/袋 スクイーズ式32m/袋
  ※水平配管換算距離(鉄管)
ピストン式:生コン工場出荷0.5m³比5.4~8倍
スクイズ式:それ以外のモルタル135kg比 2.25倍
スクイズ式:生コン工場出荷0.5m³比10.7倍 

使用実用例は→(こちら)     
  

経済性 1:3モルタル0.5㎥ 20,600円/㎥
※大阪広域生コン協組単価表         (R5.4.1~)

セメント2袋、砂2袋
(合計2,000~5,000円)

コスト削減 最大90.3%、→(こちら)
産業廃棄物削減 最大97.1%、→(こちら)

廃棄量及び
廃棄処理
モルタル0.5~1.0m³+先行水
  →先行水は汚水処理が必要

先行モルタルの0.5m³先行水と移動処理は→(こちら)

モルタル使用量+先行水
 →先行水は汚水処理が必要
先行水使用により廃棄量が増加する。

産業廃棄削減 最大97.1% 
従来先行モルタルと同じ
廃棄物労力時間削減 最大98.1%→(こちら)
環境 233kg_co2 42kg_co2 7.58kg_co2
CO2削減 最大96.7%→(こちら)
産業廃棄物削減 最大97.1%→(こちら)


【施工性「先行水・容積・練り混ぜ・性能・廃棄目安・廃棄処分」】

新しい取り組みではあるが誰もが馴染みのあるモルタルなので受入れやすく、扱いやすい。

1. 少量の従来モルタル(それ以外のモルタル)でも先行水使用により初期通し圧送の際(従来モルタル生コン工場出荷。0.5~1.0m3と同じ特に圧送速度=ほぼスロー圧送)ができる。

2. 容積1.5倍増により、安心安全施工。使用袋数削減によるコスト削減が向上

3. 従来モルタルに比べスリックパワーモルタルは非常に練り混ぜ易く手練りでの現場作成が容易である。
先行水不要で少量でも、スリックパワーモルタルは従来モルタル生コン工場出荷0.5~1.0m3と同じ。特に圧送速度=ほぼスロー圧送に対応している。

尚、季節、打設内容に応じた先行水調整不要により技術負担も軽減。
先行水は使用後汚水処理が必要。汚水処理費、労力削減。先行水が廃棄物に混ざっていると
廃棄に時間がかかるが、スリックパワーモルタルは、先行水不要なので廃棄処理時間短縮。

※注意事項  
ポンプ機種は多機種にわたり、マニュアル操作が主流である。ポンプ1台に様々な個性の操作者(オペレーター)1人がポンプを操作し圧送速度を決定している。初期通し作業時はスロー圧    送だが、ポンプの性能違い、生コンの配合違い・管内清掃状態・打設状況・経験等を考慮し操作をしているため、一定のスロー圧送ではない。万が一スロー圧送で不具合が生じた場合は、 よりスロー圧送をするか出来ない場合は1袋追加する事で スムーズな圧送が可能となります。

4. 廃棄目安及び廃棄方法 
従来モルタルと同じ
 


【 経済性・社会環境・作業環境・廃棄量・廃棄処分】

先行モルタル運搬のコンクリートミキサー不要のため

ミキサー車が1台目から生コン満載で打設が可

 輸送によるCo2排出量1台分削減・生コン打設の時間短縮

・コスト削減  最大90.3%(こちら)

・廃棄量削減  最大97.1%(こちら)

・Co2削減   最大96.7 %(こちら)

スリックパワーモルタルは、廃棄量が少なく、環境負荷の低減に大きく貢献
  


【 品質・性能】

単体物性

スリックパワーモルタル物性検査

〈試験結果〉

試験・検査項目 単位 試験方法 品質基準 試験結果
フロー mm JIS A 1150 330±40 335
凝固時間 始発 時間 JIS R 5210 1:00 以後 6:00
終結 時間 10:00 以内 8:5
圧縮強度 材齢 1日 N/㎟ JIS R 5201 平均 8.0 8.4
材齢 7日 N/㎟ 平均 28 28.6
材齢 28日 N/㎟ 平均 40 42.7
曲げ強度 材齢 1日 N/㎟ JIS R 5201 平均 2.5 2.8
材齢 7日 N/㎟ 平均 6.0 6.5
材齢 28日 N/㎟ 平均 7.5 7.9
塩化物含有量 kg/m³ JIS A 1144 0.30kg/m³以下 0.0021

スリックパワーモルタルが生コン混入時の耐久性

圧縮強度、静弾性係数、動弾性係数 (こちら) 

性能

 1袋当りの能力… ピストン式26m スクイーズ式32m 使用実用例は→(こちら) 

      2024.9現在  水平配管換算距離(鉄管)

【 荷姿 】

スリックパワーモルタル
◆ サイズ


◆ 荷 姿

縦 57cm
横 38cm
奥行5.5cm
重量 20kg
練り混ぜ専用ペール缶
◆ 荷姿サイズ





蓋、目盛り付き 練り混ぜ専用ペール缶
27ℓペール缶


【 スリックパワーモルタル使用施工手順 】

使用量目安

ブーム打設

ホッパー投入 4t以下
スクイーズブーム
スリックパワーモルタル 1袋
8tピストン式
ブーム
スリックパワーモルタル 3袋~4袋
曲がり管・T字管投入 8tピストン式
ブーム
スリックパワーモルタル 2袋~3袋
                            ※2024.9 現在の目安 コンクリート配合、打設内容、配管内状態により異なります。

ホッパー投入時の注意事項(注1)

ホッパー投入し、正転にて先送りしてもピストン式の構造上スリックパワーモルタルが少量残ります。残スリックパワーモルタルを吸わせ方手順で先行させることにより、圧送距離が伸びます。吸わせ方に慣れるまでは1袋多めの使用をお勧めします。 

※スリックパワーモルタル使用施工手順「ホッパー吸わせ方手順」を参照→(こちら)

T字管・曲がり管投入時の注意事項(注2)

※スリックパワーモルタル使用施工手順「T字管・曲がり管投入ポイント」参照→(こちら)

 配管打設の注意事項

 配管打設においては、配管内の汚れがあると判断された場合は1袋多めの使用をお勧めします。

配管打設

ブームの使用・未使用 □ 未使用 □ 使用  使用の時    ※上記ブーム打設の表を参照のこと

配管距離算出

ブーム先のドッキングホース__m+テーパー管(鉄管)__m+鉄管__m+ドッキングホース__m 
+先端ホース__m =総延長距離___ m   
(注4)(※ブーム先端のドッキングホースも含めて計算してください)
(注4)
ゴム製配管(ドッキング)通常3mは、負荷が鉄製配管の3倍かかります。
よって配管距離。計算時、ドッキング1本使用につき、3m×3倍=9mの鉄製配管m数で計算してください。
先端ゴムホースも同様で8m×3倍=24mの鉄製配管m数で計算してください。
※ベント管1060R=1.6m 500R=0.8m 350R=0.6m  

スリックパワーモルタル(20kg入り):1袋当たり能力… ピストン式 26m スクイーズ式32m

水平配管換算距離(鉄管) 使用実用例は→(こちら) ※2024年9月現在の目安 
ポンプ車装備・コンクリート配合・打設内容によって変わります。 

使用袋数     袋 ② ※水平配管換算距離(鉄管)

【使用数量=総延長距離÷1袋当りの圧送距離(上記赤字参照)で袋数を算出】

+=使用袋数   袋 ✚上記(注1)+(注3)を考慮して 総使用袋数   


 

 

スリックパワーモルタル作成

  ① 先行水不要なので、ポンプ車内・管内の水を抜く

    先行水使用の方は →(こちら)

 

  ② スリックパワーモルタル1袋20kg希釈水8.5ℓに入れる。

 

   スリックパワーモルタル

     水      

      20kg

     8.5ℓ

③ 手練り開始30秒~60秒で完成


スリックパワーモルタル投入

 【ホッパー投入】

     スリックパワーモルタルをホッパーに投入

   正転にて先送りし、スリックパワーモルタルを先行させる

ホッパー投入し、正転で先送りしてもピストン式の構造上スリックパワーモルタルが少量残ります。残スリックパワーモルタルを吸わせ方手順で先行させることにより、圧送距離が伸 びます。

※スリックパワーモルタル使用施工手順「ホッパー吸わせ方手順」参照(こちら)

【T字管・曲がり管投入】

   T字管投入


   曲がり管投入

※スリックパワーモルタル使用施工手順「T字管曲がり管吸わせ方手順」参照 (こちら)


【投入完了】


  生コン投入圧送開始


スリックパワーモルタル施工実績はこちら

 

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