下水スラッジを資源化するための硬化剤
下水スラッジ資源化の背景及び原理
【背景】
- 下水スラッジの海洋投棄が全面的に禁止されることによって下水スラッジ処理が全世界の関心事項になった。
- 韓国の場合 > 発生される下水スラッジの総量は年間303万tonで1日平均 8,291tonが発生
> 海洋投棄が全体の 46.9% (2009年統計)
- 従って、環境にやさしい下水スラッジ処理方法が必要
【原理】
- スラッジの性状を物理・化学的に改善するために硬化剤 を混合してから一定期間にかけて養生させ、スラッジの粒子を単粒子化させることで一般の土壌とほぼ同じく変化させて埋め立て用などで再活用(資源化)する
【事例】
- 首都圏埋め立て地の総合し資源化団地内の施設
- 含水率80%の下水スラッジを硬化剤と 2:1比率で混合して含水率 50%以下である硬化処理物を生産、首都圏埋め立て地に活用
- 一日にスラッジ 1,000トン処理、被土材 1,420トン生産
下水スラッジ資源化工程図