23年にわたる先行剤研究開発により、培った技術力・創造力を駆使。生コンで使用実績のある材料を用い、先行剤として効果的な新規材料（カーボンニュートラルな材料等）の選択と配合バランス調整により性能アップ・価格据え置きに成功。

【特徴】

1．原材料は生コン､セメント､モルタル系に使用されているもの100％で構成生コンの品質に影響を及ぼさない安心・安全な先行剤。

2．シリカフューム・フライアッシュ等工場製品製造による、産業副産物を有効利用。SDGsの取り組みで社会・環境保全に貢献。

3．先行剤には粘性・流動性・水分が必要。粘性2100（±200）、流動性スランプフロー75×75㎝以上、水比545％。先行剤として重要な3要素を確保。　

4．①水和反応を促す薬剤の追加により、スリックパワープライムプラスが混ざった生コンの凝固促進、②生コンからの浮きも解消、⇒①+②の効果で生コンとの一体化により廃棄が容易。

5．先行水不要。先行水は使用後に汚水処理が必要。汚水処理費・労力を削減し、環境・SDGｓに貢献。

６．作成後15分で使用可能。

7．全てのポンプ打設対応（ブーム・配管・超高強度コンクリート・高流動コンクリート）スリックパワープライムプラスとミニの併用により圧送距離に応じた使用量の調整が可能。

8．8ｔポンプ車ブーム打設コスト　
　　4,300円/1袋　　　　　　　　　従来モルタル比　

（ホッパー投入）‥‥8,600円/2袋　コスト61.1%削減
（曲管及びＴ字管使用）‥‥4,300円/1袋　コスト80.5%削減　→ （こちら）

9. 使用時間が長いので、前もって現場配管に投入可能、時間差使用により作業効率-長距離配管や区分使用でコスト-廃棄量削減　使用時間内であれば使用済みスリックパワープライムプラス-ミニを配管の引き直し通し作業に再利用可能。リサイクルＳＤＧｓ12。

10. CO₂従来モルタル工法に対し99.9％削減→（こちら）

産業廃棄物処分費及び労力　産業廃棄物　最大79.0%削減　労力77.8%削減→（こちら）

　
作成後即使用可能により作業工程の短縮　従来モルタル比　80.0％削減→（こちら）

11.専用ペール缶・二層コーティングビニール梱包5袋入り。保管・持ち運びが容易で使用期間も長く、1ペール（5袋）ブーム打設（ブーム長28ｍ)曲管及びＴ字菅投入に限る）で5打設分・ホッパー投入２打設分で送料コストにも配慮。
運搬コスト従来モルタル比95.0%～99.0％削減→（こちら）

ペール缶は希釈水メモリ付き。スリックパワープライムプラス・ミニ作成容器

【価格・荷姿・主成分】

スリックパワープライムプラス
◆ サイズ ◆ 荷　姿 ◆ 重　量 ◆ 主成分 ◆ 希　釈 ◆ 販売価格	40cm × 35cm 3.3kg ﾋﾞﾆｰﾙ梱包 3.3kg／1袋 × 5袋ﾍﾟｰﾙ缶入りｼﾘｶﾌｭｰﾑﾌﾗｲｱｯｼｭ 1袋に対し、希釈水 18.0ﾘｯﾄﾙ 4,300円／袋（送料込税別）	18ℓ 目印付
スリックパワープライムプラスミニ
◆ サイズ ◆ 荷　姿 ◆ 重　量 ◆ 主成分 ◆ 希　釈 ◆ 販売価格	20cm × 15cm 1.65kg ﾋﾞﾆｰﾙ梱包 1.65kg／1袋 × 10袋　ﾍﾟｰﾙ缶入りｼﾘｶﾌｭｰﾑﾌﾗｲｱｯｼｭ 1袋に対し、希釈水 9.0ﾘｯﾄﾙ 2,150円／袋（送料込税別）	9.0ℓ 目印付

【使用袋数目安】

①ブーム打設

　ホッパー投入

曲り管、Ｔ字管投入

4t以下
スクイーズ
ブーム

ピストン式
ブーム

　ピストン式ブーム

プライム
プラス1袋

28ｍ迄

プライムプラス
2袋

4ｔ～8ｔ
地上高28ｍ迄

プライム
プラス
1.0袋

10ｔ
地上高36ｍ迄

プライム
プラス
2.0袋

左記以外の

地上高36ｍ以上の大型
ポンプ車
プライム
プラス2.5袋

36ｍ迄

プライムプラス
2.0～2.5袋

37ｍ以上

プライムプラス
　2.5～3.0袋

※2023.4.1の目安であり、変更になる可能性があります。ブーム形状及び圧送速度で異なります。

※ホッパー投入時の注意事項(注1）
吸わせ方手順に則り確実にプライムプラスを先行して吸い込んで頂く事が重要になります。
吸わせ方手順に慣れるまでは、0.5～1 袋程度多めの使用をお勧めします。

配管打設の注意事項(注2）
配管内の汚れ具合により、管内付着のむらが考えられますので0.5～1 袋程度多めに使用をお勧めします。
※カタログ、ホッパー投入と吸わせ方手順をご参照下さい。

配管打設

ブームの使用・未使用の確認　□ 未使用　□ 使用使用の時　（　　）袋①　　　※①上記ブーム打設の表を参照のこと

配管距離
　ﾌﾞｰﾑ先のドッキングホース（　　）ｍ＋テーパー管（鉄管）（　　）ｍ＋鉄管（　　）ｍ+ドッキングホース（　　）ｍ＋先端ホース（　　）ｍ=総延長距離（　　　）ｍ ※注3　
　　　※（ﾌﾞｰﾑ先端のドッキングホースも含めて計算してください）

　プライムプラス：１袋当り　　土木配合…25ｍ～35ｍ（スランプ12cm以下）
　　　　　　　　　　　　　　　建築配合…33ｍ～45ｍ　（スランプ15cm以上）
　プライムプラスミニ：１袋当り　土木配合…12ｍ～15ｍ　
　　　　　　　　　　　　　　　　建築配合…16ｍ～22ｍ

水平配管※距離換算（鉄管）【使用数量＝総延長距離（注3÷1袋当たりの圧送距離（上記赤字参照）で袋数を算出】

→使用袋数（　　）袋②
　※①+②＝総使用袋数（　　）袋+（注1）+(注2）を考慮して

　総使用袋数（　　　）袋※　　　　　　　　　　　　　　　　

※(注3）ゴム製配管（ドッキング）通常３ｍは、負荷が鉄管の３倍かかります。よって、配管距離計算時、ドッキング１本使用につき、3×３＝９ｍの鉄製配管ｍ数で計算して下さい。先端ゴムホースも同様で８ｍ×３倍＝２４ｍの鉄製配管㎥数で計算して下さい。
ベント管1060R＝1.6ｍ　500Ｒ＝0.8ｍ　350Ｒ＝0.6ｍ

【使用方法（スリックパワープライムプラス作成）】

　使用前確認…水は厳禁。ポンプ車・配管・ホースに水が残っていないか確認する。

※先行水使用は可能ではあるが、スリックパワープライムプラスは、少量での使用の為、先行水を加えると薄まり、性能を落としてしまう。先行水使用に際しては割合が重要です。先行水がなくても圧送に支障はない。

※希釈水量

　　　スリックパワープライムプラス：18ℓ

　　　スリックパワープライムプラスミニ：9ℓ


スリックパワープライムプラス作成方法
１．	２．	３．
各希釈水量をペール缶メモリまで入れる。	プライムプラスを希釈水に投入する。	溶液作成は、ハンドミキサーで攪拌するのが最も良い。又は、　けれん棒・角スコップ等で手練りし溶かす。※ダマがなくなれば作成完了。

使用可能確認方法
①専用ペール缶を斜めにし、内壁面に付着したスリックパワープライムプラスが流れ落ちないか確認。
②専用ペール缶にて作成完了のスリックパワープライムプラスをすくい戻す際、山の様な状況から沈んでいけば使用可能。

【注】手練も可能ですが、ダマに十分注意する。底にダマが残っていないか確認し、残っているダマは潰すように溶かす。

使用可能の目安と時間

　作成完了15分後可能　→　春秋冬　5時間　位まで使用可能

　作成完了15分後可能　→　　夏　　2.5時間　位まで使用可能

【スリックパワープライムプラスホッパー投入と吸わせ方手順】

〈ホッパー投入手順〉

初期圧送には、誘導剤であるスリックパワープライムプラスが、生コンより先行する必要があります。（生コンが先に送られてしまう場合は誘導剤なしで圧送したことと同じになり、閉塞の原因になります）ホッパー投入したプライムプラスを生コンより先に送る為には、（1）プライムプラスを先に送る（2）ホッパーに残った少量プライムプラスを全て先に送ることが重要になります。

＜スリックパワープライムプラス吸わせ方手順＞
①.	②.	③.
④.	⑤.

①ホッパー内にプライムプラスを投入し、正転開始。

②吸わなくなったら正転停止。ピストン式の構造上プライムプラスが、ホッパー内Ｓパイプ両方に少量残る。(割合Sパイプ側10％以下）※ホッパー内に残ったプライムプラスをコンクリートシリンダーに吸わせている途中にＳ管が切り替わればプライムプラスを生コンより先行できなくなる為、ピストンパッキンは吸込み口コンクリートシリンダー手前で停止するのがベスト。※数回正転動作を行いプライムプラスをコンクリートシリンダー内に送らなければいけない為

③Sパイプ側よりゆっくり生コンを投入し、プライムプラスを吸い込みコンクリートシリンダー側に誘導する。
続いてシリンダー側ホッパー外側から生コンを投入、生コンを押し込むようにープライムプラスをコンクリートシリンダー吸い込み口に誘導する。

④プライムプラスが吸い込み口を覆いかぶさるあたりで生コン投入を停止し、正転開始。プライムプラスを吸わせる。吸い込まなくなったら正転停止、プライムプラスは粘性が高いので一度ではプライムプラスをシリンダーに誘導するのは難しい。再度生コンをゆっくり投入しプライムプラスを誘導。誘導動作を数回繰り返さなければいけないので小刻みな正転動作が必要。

⑤吸えそうになったら正転開始、生コンがコンクリートシリンダー内に入る直前にＳ管を切り替えるのがベスト。※生コンでプライムプラスをコンクリートシリンダー内に誘導する際、生コンがコンクリートシリンダー先端部分に少量入っても圧送に支障はない。
Ｓ管の切り替わりによってコンクリートシリンダー内に吸い込まれずホッパー内に残ってしまった場合は、生コン投入を停止し、次回吸い込まれる逆コンクリートシリンダー吸い込み口側に30秒程でプライムプラスが集まるので、再度吸わせ方手順を行う。

【T字管投入投入と曲がり管投入手順】

１．
	ピストンパッキンがＳ管寄りの停止の状態。 ※ピストンパッキンがコンクリートシリンダー後方だとＴ字菅及び曲がり管よりプライムプラスを投入すれば空気の逃げ場がなくなり2杯(40ℓ)程しか入らない為。やり方：1例　正転にてＳ管の切り替えを8秒にセットする。Ｓ管が切り替わり7秒で停止すればピストンパッキンがＳ管寄りの位置での停止状態になっている。

	※※ウェアプレート、ウェアリングが消耗し、交換直前の場合。Ｔ字菅及び曲がり管よりプライムプラスを投入してもウェアプレート、ウェアリングの間からプライムプラスが漏れてホッパー内に流れ出る恐れのある場合ウェアプレート、ウェアリングが隠れる位まで生コンをホッパー内に投入していればプライムプラスを投入しても漏れてこない。
２．
	プライムプラスをＴ字菅及び曲がり管より投入。2杯以上になると入りづらくなる為、逆転を引きながら（リモコンの逆転ボタンを、指で“チョンチョン”で、約１秒位）ﾌプライムプラスをＴ字菅及び曲がり管より投入し、2杯を超えるとこれ以上入っていかないと思うかもしれませんが粘性が高いが、流動性が高いのでゆっくり時間をかけて投入すれば、4杯（80ℓ）前後迄は投入可能です。ピストンパッキンがＳ管寄りに停止しているので7回までは逆転が可能。逆転の引き過ぎによるＳ管の切り替わりに注意。プライムプラス投入完了後は正転はしない。
３．
	生コン投入。　圧送開始

【プライムプラス初期通し作業圧送速度】

最適速度（使用量目安袋数及び最適廃棄量を考慮した速度である）
・極東・日工・石川島（三菱・新潟鐵工）その他外国製：S管切替7～8秒　エンジン回転数８００回転
・プツマイスター：S管切替8～9秒　（エンジン回転数連動）
※最適速度を明記しておりますがあくまでも上記内容の最適速度であり、広範囲にわたる圧送速度に対応している商剤になっております。

注意：高速圧送は生コンが突き抜けるので不可　
低速過ぎると先端コンクリートにスリックパワープライムプラスが混ざり過ぎ廃棄量が多くなります。